スクラップドデイズ

forget me not

忘れたい事、忘れたくない事。
忘れたい事はいつまでもグジグジと忘れられないくせに
ずっと思い留めておこうと思っていた事のほうが
記憶が薄れ易い気がします。

思い出の風化なのか、美化なのか。
それとも、ただの忘却なのか。

ただ、忘れるといっても人の脳というのは一度見たものは決して
忘れない器官なのだそうです。
それを繋ぐシナプスや脳梁、その中を流れる血液や電気信号、
そういったものの相互干渉によって
人の記憶というものは作用しているらしいとの事。
誰も見たことはありませんし、本当にそうなのかは分かりませんけど。

忘れたい事を何年もかけて少しづつ薄れさせていく一方で
忘れたくない事をほんの短い時間で分からないところへ
閉まってしまう。
人は忘れる、ではなく奥底へと閉まってしまう。
そして隔離してしまう。神経を切断して。

忘却は人の優れている最たる点だというけれど、
それと同時に人の劣る最たる点と言えるのかも知れません。
[PR]
by karmanrain | 2005-02-26 23:56 | 日々断片
<< 泳げないペンギン 伝えるもの、伝わらないもの >>